札幌市のダイエット・ボディメイク専門パーソナルトレーニングジム「スタイルメソッド」の古本 直也(フルモト ナオヤ)です。
基本的に、筋トレをする場合は、栄養補助食品である「プロテイン」の摂取が推奨されます。
しかし、プロテインは本当に必要なのでしょうか?
結論
まず、結論からお伝えしますと、食事から良質なタンパク質を十分量確保できているのであれば、プロテインを摂取する必要はほぼない、と考えています。
そもそも、プロテインはタンパク質を主成分としたサプリメントですし、ごく一般に流通しているホエイプロテインの原材料は牛乳です。
プロテインは、ただそれだけを摂取すればムキムキ筋肉がつく「増強剤」の類ではありません。
繰り返しになりますが、プロテインはあくまでも栄養補助食品に過ぎないのです。
実際(1)の研究では、食事からタンパク質を摂取するグループと、プロテインからタンパク質を摂取するグループにわけ、運動による体組成や筋力の変化を調べたところ、どちらのグループでも同様の改善が確認されています。
最後に
先程「プロテインを摂取する必要はほぼないと考えている」と記載しましたが、これは「食事から良質なタンパク質を十分量確保できているのであれば」の話です。
筋トレをする場合は、体重1kg当たり2gのタンパク質を摂取することが推奨されていますが、この摂取量を食事だけでクリアするのは、なかなか大変な場合もあるでしょう。
効果うんぬんではなく、手間ひまや味の飽きなどを考慮すると、おそらく大多数の方においては、プロテインを摂取した方が良いとは思います。
<参考文献>
(1)Protein-Pacing from Food or Supplementation Improves Physical Performance in Overweight Men and Women: The PRISE 2 Study