札幌市のパーソナルトレーニングジム スタイルメソッドの古本 直也(フルモト ナオヤ)です。
巷には、ロカボであったり間欠的ファスティングであったり、様々なダイエット方法が転がっています。
どの方法を選択するかは皆様次第ですが、ダイエットで結果を出したいのであれば「そのプランを継続できるか?」にポイントを置くべきです。
ダイエットとアンダーカロリー
まず、ダイエットで結果を出す、つまり体脂肪をしっかり落とすためには、日々の生活において「アンダーカロリー」を作り出す必要があります。
アンダーカロリーは、消費カロリーと摂取カロリーを比較したとき「消費カロリー>摂取カロリー」このような状態のことを指します。
外科的な脂肪吸引や脂肪切除など、ごく一部の特殊な状況を除き「アンダーカロリーでなければ体脂肪を落とすことは不可能」「体脂肪を落とすためにはアンダーカロリーが必要不可欠」と思っていただいて問題ありません。
冒頭で「巷には、ロカボであったり間欠的ファスティングであったり、様々なダイエット方法が転がっています」と記載しましたが、実はこれらの方法それ自体に体脂肪を落とす効果はありません。
先述した通り、ダイエットで結果を出すためにはアンダーカロリーが原則であり、その状態を達成するためのいち手段として、それらの方法が推奨されているわけです。
例えばロカボは、糖質を制限するダイエット方法になるため、必然的に米・麺・パンといった主食を控えることに繋がります。
もちろん個人差はありますが、一般的な1日の食事のうち、主食から得られるカロリーの割合はおおよそ50%ほどになりますので、ロカボを実施すれば、多少おかずを多く増やしたとしても、比較的容易にアンダーカロリーを作り出すことが可能です。
また間欠的ファスティングは、1日のうち決められた時間帯のみ食事をする(8時から16時の間は食事可能。16時から8時の間は食事不可みたいな)ダイエット方法になるため、こちらも比較的容易にカロリーの過剰摂取を阻止できます。
そのプランを継続できるか?
ダイエットで結果を出すためには、日々の生活においてアンダーカロリーを作り出す必要があり、その状態を達成するためのいち手段として、ロカボであったり間欠的ファスティングであったりが推奨されているわけですが、どのダイエット方法にせよ、アンダーカロリーの程度が同じであれば、体脂肪の減少効果に違いはほとんどありません(もっとも「筋肉の材料であるタンパク質を一切摂らない」のような風変りのダイエット方法では、体脂肪の減少効果に違いは出るかと思われます)。
国際スポーツ栄養学会、通称「ISSN」によると、例えば糖質制限でも脂質制限でも「体組成を改善させる効果は同等」とのことです(1)。
そのため、ダイエットで結果を出したいのであれば、ご自身の生活サイクルや好みを踏まえ、やりやすく長く続けられるダイエット方法を選択するのが望ましいでしょう。
これは、全てのジャンルに当てはまることだとは思いますが、それなりの成果を出そうとした場合は、やはりそれ相応の期間が必要になります。
仮に100点のプランがあったとしても、やりにくく長く続けられないものであれば、最終的に得られる成果は大したものにはなりません。
逆に70点のプランだったとしても、やりやすく長く続けられるものであれば、最終的に得られる成果は大きなものになるはずです。
このような理由から、ダイエットで結果を出したいのであれば、何よりも「継続できるか?」にポイントを置くべきだと私は考えています。
<参考文献>
(1)International society of sports nutrition position stand: diets and body composition